多国語の学び方(5):目標を持ち、入門講座を受ける

三つの外国語で、まったく独学で習得したものはない。

フランス語は、高校の選択科目の第二外国語で一年学んだことに始まるし、中国語は二日間の社内研修で学んだことに始まる。この他にも、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、タイ語、韓国語などに数週間トライしたことはあるが、旅行で使ったぐらいで終わってしまった。

語学学習を継続させるためには、何が必要なのだろう?

私の習得した三つの外国語で共通しているのは以下のように感じる:
(1)自習できるようになるレベルまでは、まず、何らかの教育を受けること。
  独学では独りよがりになるし、リスクが高く、自信をもって継続学習できない。
(2)長期的で、かつ、実感できるような目標を持つこと。
  これは、人それぞれなのだが、私の場合は「イキ(粋)」に生きたいと言うことだと思う。
  中高生の頃、理系に強くかつきれいは英語を話す男子は、女子にとってイキなのではないだろうか?
  東洋から来て少しエキゾチックで、きれいなフランス語を話し好きな詩も知っている男には、少し惹かれるのではないか?
  今度の総経理は、大柄で標準語を話す。なんか北京の政府関係の人間みたいだ(中国人は北京の権力にあこがれる面がある)。
  まあ、そんな話だ。
(3)最後は、自分の日々の進歩に気付くこと。
  語学の学習は単調になりがちだが、自分の進歩に気付くことができれば、継続できる。
  最近の認知心理学において、ごくわずかな学習でも潜在記憶に非常に長期に保持されることが分かっている。繰り返せば進歩するのは確実なのである。その進歩に気付いてあげることが大切なのである。

あとは、とにかく、シャドウィングを基本にしながら、毎日、継続することだ。