多国語の学び方(4):間違った文法の化石化を避ける

初心者の段階で文法をきちんと学んでいるかどうかは、その後の語学力向上に大きく影響する。

文法を間違えても話は通じることが多いため、間違ったままその言語に習熟し、おかしな言語のまま化石化する人が非常に多い。そして、一端化石化すると、これを直すことはほぼ不可能なのである。おかしな日本語を話す中国人幹部の言語矯正に、日本語教育専門機関を使って、会社として何百万円も使ったが、なんの効果もなかった。

文法は最初に学ぶか、一生学べないかのどちらかなのである。

この文法を、基本フレーズ、応用フレーズを通して、それこそ百回以上シャドウィングしながら、自分の脳・心に焼き付けるのが、発音の次にやる第二ステップである。

中国語の場合、私が教材として使ったのは、朝倉摩理子さんの「驚くほど身につく中国語」で、とても良かった。ただ、今なら他にもたくさんでている。相原茂さんの「必ず話せる中国語入門」も、アマゾンのカスタマーレビューで高い得点を得ているし、同じく中古品の価格が高いので、多分、非常に良い教材なのだろう。

相原茂さんとは、一緒に食事のテーブルを囲んだことがあるが、まじめそうに見えて、とても面白い方です。