欧州や米国が厳しい状況にある中、約40億の人口を擁するアジアで感染状況がどう推移しているかをグラフにしてみた。
中国の1日当りの死亡数は、2月15日にピーク(156)を打ってから長期の漸減傾向にあり、3月21日以降一桁で推移している。
日本と韓国ではともに早い時点(それぞれ2月19日, 2月20日)で死者が出たが、その後いずれも1日当りの死亡者数を比較的低くに抑えてきている。
一桁を超える死亡数を記録したのは、インドネシア(3月9日)、韓国(3月20日)、フィリピン(3月29日)、インド(4月3日)、パキスタン(4月5日)である。 この内、インドがここ数日数字を急速に伸ばしていて心配される。
インド以外の国々では4月6日現在1日当りの死亡数は一桁に抑え込まれていて、欧米のような状況の急速な悪化は見られない。